『Garden』
第一章:魔女の岬に住む少女


―3―

「あ、アデルさんこんにちは。」

リリスは朗らかに微笑んだ。
その笑顔に、アデルは思わず気が抜けるような感覚に陥る。自分の判断が間違っていたのではないかと、考えてはいけない考えが頭の中を掠めた。


「・・・何を、しているんだ?」
家を囲む背の低い石垣の外側から庭の中を覗く。
リリスは一日前と同じような服装に身を包み、ブリキでできた如雨露を手に庭に出ていた。アデルは質問をしてから、その姿を見れば一目瞭然だなと、それが愚問だったことに気づいたが、それでもリリスは質問をされたことが嬉しいのか笑顔を崩さないまま答えを返す。
「お庭の植物たちに水をやっています。ほら見て下さい。秋に蒔いたカモミールが、もうこんなに育っているんです。花も咲いて、そろそろ収穫時ですね。そうだ!今度はカモミールティーでも、ご一緒にいかがですか?」
「え、あ、あぁ・・;」
まさか自分の聞いたことに対して、そこまでまともに反応されるとは思っていなかった上に、お茶に誘われるなどとは微塵も考えていなかったため、アデルの口から出た返事は宙に浮いたようなものになる。
本当に、この少女は何を考えているのか分からない。
どうぞと言って自分を庭の方に招き入れた手に誘導されるように、アデルは手前にある小さな門を静かに押し開けた。


国から命ぜられた極秘任務を抱えて訪れた魔女の家。そこに住んでいたのは、まだ年端もいかないような少女が唯一人。
彼女の話を聞いて一度は任務失敗かと諦めかけたが、彼女が纏う不思議な雰囲気に賭けて、アデルはもう少し様子をみてみることにした。ここに来た理由についてはちょっとした仕事だとしか言わなかったのだが、リリスはとりわけ気にする様子もない。それどころか、しばらくここにいるのなら自分の家に泊まっていくのはどうか、などと提案してくる始末。
警戒心も、ここまで薄いと逆に心配になってくる。
流石に娘が一人で暮らしている家に、男が泊まるのは道徳的によくないだろうと言って断った。別に紳士を気取るわけじゃないが、これは十分常識の範囲だ。本当を言うと、理由の半分は、自分が眠っている間に魔女に襲われたらどうしようか。などと考えていたからだったりもするが、そこは秘密だ。
その日は街の方に行って宿を取り、一晩明けて今に至る。


庭へ足を踏み入れてリリスのいる所へと向かえば、今度は屈み込んで土いじりを始めていた。小さな家を取り囲むように自然が溢れる庭。門から家まで続く小道が綺麗に庭を二部し、その丁度右側の庭には、一件無秩序なようにも見える形で季節の花々が咲き乱れる中、一角には他とハッキリ区切られた小さな畑がある。
アデルはリリスの手元を覗き込んだ。ブリキの如雨露を傍らに置き、しゃがみ込んで柔らかに平された土を、これもまたブリキ造りの小さな水色スコップで掘り起こしている。ある程度掘り起こすと、その穴の中に植物の苗を植え始めた。
「これは?」
まだ花も実もつけていない背の低い植物。優しく根を包むように上から土をかけ、リリスはにっこりとアデルの方を仰ぎ見た。
「トマトの苗です。これが大きく育つと、夏にはおいしい実をつけてくれます。生のままサンドウィッチにしても美味しいですし、潰して煮込めばソースにもなります。トマトスープも身体が温まって素敵ですね。」
そう言って再び土の方に向き直ると、すでに植えた苗の隣りにもまた別の穴を掘り始める。彼女の背後には、植えられるのを待っている苗たちがまだ幾つか置かれていた。

「・・・・。」

サクサクと、土とスコップが奏でる平和でなんとも長閑な音が流れる。
激しい手持ちぶさた感に、アデルはどうしたものかと思わず太陽を振り仰いだ。燦々と照る太陽は、それでもまだ夏のような強さはなく、薄ぼやけた輪郭で春の仄温かさを地上へと投げかけていた。
しばらく傍で彼女の様子を見る。そう決めたものの、具体的にどうこうするでもないし、ストーカーのように四六時中離れた場所で見張っている気もない。だからこそ、出会ってから一夜明けた今日、とりあえず様子を見に、泊まった宿から再びこの家へと赴いているのだが・・・。

(さて、どうしたものか・・・。)

当のリリスは、相変わらず薄茶色の髪を朝の陽光に煌めかせながら、せっせと庭仕事を続けている。
基本的に任務としては、魔女の岬に住む魔女に会い、彼女の力を確かめ、それから次の段階にいく。目的地に辿りついて“魔女”と、そう呼ばれている人間には会うことが出来たが、彼女の力の有無を確かめるという段階で想定外の自体が起きてしまった今、自分でここに留まることを決断したとは言え、アデルとしては、正直どうしていいのか分からずにいた。
日がな一日、こうして突っ立っているというのも間抜けな話だ。

何かすることはないだろうかとアデルが周りに目を向けると、今まで土の方ばかり向いていたリリスの瞳が、自分の方に向いていることに気がついた。そのまま、彼女はアデルの双眼をじっと食い入るように見つめる。
「・・な、なんだ・・・?;;」
滞った空気に堪えきれずにアデルが言うと、彼女はぽんっと軽く手を打つ仕草をして、「アデルさんも、一緒にやりませんか?」と笑いかけた。
「何を?」と聞きかけて、それもまた愚問だと喉の奥に押しやっている時には、リリスはそそくさと別のスコップを取りに向かっていた。意外と行動力のある少女だ。
「はい、どうぞ。」
そう言ってスコップを差し出されてしまえば、否とは言えなかった。

「すみません。私、気がつかなくて。私が一人で作業をしていたら、アデルさんがお暇になってしまいますよね。」
「いや、それは別に、構わないんだが・・・・。」
そう答えながら、アデルは彼女が今まで植えた苗と同じくらいの間隔で苗を植えるための穴を掘っている。作業に邪魔なシャツの袖をたくし上げ、良い天気の下、しゃがみ込んで土に向かう彼を、一体誰が軍人であると思うだろう。
リリスに手渡された苗を受け取って、そっと土の中へと植え付けながら、思わず任務を忘れそうになる己の頭を叱責する。お前はガーデンハート国国軍少佐、アデル・ガーランド。これもまた任務遂行のためだ。と、何度も己に言い聞かせるが、それすら何か虚しい行為のように思えてくるのだから悲しい。
リリスの手伝いを始めてから3本目の苗を植えたところで、アデルはふとスコップを持つ手を止めた。

(そうだ。これは任務だ。彼女と言葉を交わしたのは昨日が初めて。初対面の人間に対して、初めからなんでもべらべらとしゃべる人間など、まずいない。彼女が嘘をついているようには見えないが、話していないことならまだあるはずだ。)

ただ彼女に付き合って土いじりをしていたのでは意味がない。アデルは途端にやる気を取り戻し、手を動かしながらもリリスに話し掛けてみようと試みる。
「リリス、君は昨日薬草を使って薬を作っていると言っていたが、その薬を作るのに、その・・・何かコツ、のようなものはあるのか?」
我ながらおかしな質問だと言うことは重々承知の上だ。アデルは言ってしまってから、キョトンとした顔で自分を見ているリリスの視線に、居たたまれない気持ちになっていた。
「コツ・・・ですか?」
リリスは軽く首を傾げながら、なにやら真剣に考え込んでいる。こんな質問にそこまで真剣に考えてもらっても、アデルにとっては逆に恥ずかしさを増す要因にしかならない。これではまるで、これから家庭内菜園を行おうという初心者が、先輩園芸家に指導を乞うているようではないか。スコップを持ち、今正に家庭内菜園の手伝いをしている身では、それを否定するような力は、残念ながらないに等しかった。
しばらくの考慮時間があった後、リリスは質問への答えを返す。
「そうですね。昨日も言ったと思いますが、特にこれといって特別なことはしていません。ただ、出来上がった薬が使った人の身体によく効きますようにと、心を込めて作っているというのが、強いて言えば“コツ”になるのかもしれませんね。」
「そ、そうか・・・。」
優しく、微笑みすら浮かべながら丁寧に質問に答えてもらい、アデルの居たたまれなさはピークに達する勢いだ。そんなアデルの気を知ってか知らずか、リリスは更に話を広げて答えてくれる。

「後は薬草ですが、使っている薬草はこの庭で採れたものの他にも、森の中に生えている野生のものも使ったりします。ここにはない種もありますから。」
「森?」
聞き返せば、リリスはスッと右手の人差し指を石垣の向こう側へと向けた。
「街へ向かう広い道からこの家まで来る間に通ってくる、あの森のことです。」
差された方向には、この家から真っ直ぐ伸びた飴色の道が続く鬱蒼とした森。確かに、アデルもあの森の中の道とも呼べないような道を通ってここまで来たのだ。
街まで続く広い道とこの岬を隔てる森には、役目を果たしているのか怪しい道が一本通ってはいたが、あの道を通ってきた者としては、酷く心許ない道に、一歩間違えば迷ってしまいそうな深い森であったというイメージが強い。黒々と生い茂った木々は、皆一様に太陽の光を奪い合うかのように葉を広げ、重なり合い、その下も木の表面をびっしりと覆う苔や絡み付く蔓の所為で、一面が濃い緑色をしていた。誰も手入れなどしてはいないだろうそこは、足下にある獣道のような草木が軽く折れた程度の道を見失ったら最後、もう出口へは辿り着けないのではないかとさえ思えた。少なくとも、出来ることならばなるべく通りたくはない場所である。
そのためアデルは、街へ向かう別の道をわざわざリリスから聞き出したくらいだ。実はあの森は街の方まで横長に続いているのだが、街へ続く道と岬を隔てているだけで、街から岬へは森を通らずとも簡単に行き来が出来るのだった。
軍の野外訓練地で訓練を受けたアデルでさえ、そんな風に思い、畏怖を感じる森。そこにリリスは、一人で薬草を採りに入り込むという。
本当なのだろうかと、ついつい疑って掛かってしまっても無理はない。

(やはり、この子には何か不思議な力が・・・・)

アデルは訝しげな表情で、じっとリリスの横顔を見つめた。
するとリリスは、その視線をどう受け取ったのか。また優しい微笑みを乗せた表情で、アデルのそれに自分の視線を合わせる。
「自然の恵みには、不思議な力があります。生命の源。生きようという生へのエネルギーが、自然のものには宿っている・・・だから私たちは、心や身体の調子が良くない時なんかに、植物や動物からその生命エネルギーを分けて貰うんです。」
「生命エネルギー・・・?」
聞き慣れない言葉に、アデルは自然と聞き返していた。動植物から、生きるためのエネルギーを分けて貰っている。そんなことは、今まで考えたこともなかったのだ。
リリスは、不思議そうな顔をしているアデルに向かって力強く頷いてみせる。
「はい。薬草を摘んで、それをお薬にする作業はもちろん私がやっていることですが、それはただその薬草の持つ生命エネルギーを人間が取り入れやすい形に変えているだけであって、根本はその薬草の力です。だから私は、薬を作る時に特別なことなんてしません。想いを込めるだけで十分なんです。」
風が、緩やかに2人の間を流れていった。作業中に跳ねた土の所為か、薄く汚れたリリスの顔は、どこか頼もしささえ感じる。少しの違和感もなく、リリスの言った言葉達が胸の中に浸透していき、彼女の言ったことはきっと本当なのだろうと、いつの間にか納得している自分に気がついて、アデルは何か魔法にでもかけられたような気分になった。

真っ直ぐな視線が眩しくて、気づけばリリスから視線を手元の土へと戻していた。
「そ、そういえば、俺がここへ来たときもあの森から出てきたな。あの時は、どうしていきなりぶつかってきたんだ?」
気まずい空気を払拭しようと、思わず話題を変える。実はずっと聞きたくて、あれがわざとだったらどうしようかと聞けずにいた質問だった。アデルは質問をしながら、いそいそと手元の作業を再開していたのだが、すぐに返ってくると思っていた質問への答えはなかなか返ってこない。
気になって再び隣りを見ると、赤い顔をしたリリスが植え終わった苗を見つめてじっと固まっている。
「・・・どうした?」
「・・あの・・・笑わないで下さい//」
「?」
ぼそりとそう呟いて、リリスは答えた。
「あの時、家へ帰ろうと思ったら、いつもの出口が暗くなっていたので出口が塞がってしまったんじゃないかと心配したんです。それで慌てて、いつもの出口まで走って行って・・・・」
そうしたら、見事出口の直前で躓き、そこに立っていたアデルの背中に激突したのだという。
アデルはポカンとしたまま、リリスの言葉を聞いていた。
「あの、すみません!まさか、暗かったのがあそこにアデルさんが立っていたからだとは気づかずに、勝手に勘違いしてしまって;;その・・・・決して、わざとぶつかろうと思ったわけでは・・;;」
恥ずかしそうに頬を染めながら、必死になって弁明を試みるリリスの懸命な姿に、知らずアデルの口角は上がっていた。あの時、自分があんなところで立ち止まっていたことが、彼女を驚かせてしまったのかと少々申し訳なく思う反面、それでもわざわざ走る必要はなかっただろうし、その上何もタイミング良く出口直前で躓かなくてもいいだろうとも思う。それも、大の男を一人倒れさせることが出来るような物凄い勢いで。
「・・くっ・///」
「わ、笑わないで下さい!//;;」
アデルは、最初にこの少女に会ったときに自分が抱いていた考えすら可笑しくて、益々もって頬を緩めた。相手が魔女だと思って、緊張していた自分が馬鹿らしい。相手の方に敵意も何もない上に、躓いたことすら彼女の意識の範囲外のことだったのだから、いきなり背後に人が現れたことに自分が気づかなかったのも仕方がない。
しばらくの間、静かに笑い続けるアデルに、リリスは困ったような顔をしながら残りの苗を植えていた。


「よし、これで最後だな。」
トマトの苗を全て植え終えて、二人は充足感に充ちた顔で立ち上がる。いつの間にか真剣に作業を手伝っていた己を、これは彼女の作り出す不思議な雰囲気の所為だということにして、もう咎めることはしなかった。
「はい。アデルさんのおかげで、作業が捗りました。ありがとうございます。」
リリスの紅茶色の瞳が、一際キラキラと輝いていた。
低い姿勢から立ち上がって、改めて辺りを見回してみると、この場所は本当に美しい場所であると再確認させられる。アデルは己がその庭の中の一部になってしまったような気さえした。ここに漂っている空気は色彩鮮やかで甘く、どことなく懐かしい。
アデルが目を細めながら黙って佇んでいると、いつの間にかリリスが隣りに並んで立っていた。すぅはぁと、大きく深呼吸をする姿は、まるでこの場所の空気に馴染んでしまおうとするようだ。そして、アデルと同じように庭を眺める。
「・・・凄く素敵ですよね、このお庭。私のお気に入りなんです。」
「祖母のものだと言っていたな。」
「はい。今は私がこうして手入れをしていますが、元々は全て祖母がやっていたことですし、私はそれを引き継いでやっているだけです。この庭をここまで造り上げた祖母は、本当に素敵な人だと思っています。」
この場所が懐かしく感じるのは、彼女の祖母の想いがこの庭に残っているからだろうか。
リリスの言葉の端々から、彼女の祖母に対する想いが伝わってくるようだった。

「私、夢があるんです。」

庭全体を見渡しながら、リリスは唐突にそう発した。
「・・夢?」
聞き返しながらアデルは彼女の方を向いたが、リリスの瞳はどこか遠くを見つめたまま動かない。その瞳は、いつか未来への希望を映しているのだろうか。陽光の加減で紅色や黄金色に煌めいて、時にそのどちらでもない不可思議な色合いで瞬くそれは、まるで空の果てを思わせる。
強く、それでいて柔和な輝きを持つその瞳を笑みで彩って、彼女は答えた。
「いつかこの庭に、薔薇の花を植えることです。」
「ばら?・・・というと、確かローズ国の国花だったな。」
ローズ国は、ここGardenに存在する18ヵ国のうちでも大国と言われる国の一つだ。
ここの国王は争いを好み、自身のことしか考えようとしない偏った考え方の持ち主で、莫大な土地を持つローズ国を手中に入れても尚、更なる権力を欲する欲深い人間だった。
ガーデンハート国が建国された当初、そのことに一番反発したのもこの国だ。
独占欲も強く、他国の技術を盗むが自国の技術は一切他国には渡さない姿勢を取っており、それはガーデンハート国が建国され、議会で物事を話し合う場が設けられても変わることはなかった。国花である薔薇も同じように、ローズ国が完全に独占し他国での栽培の一切を許してはいない。
ガーデンハート国建国以後に起きた主な戦争のその殆どが、この国主導の下起きたものだった。

アデルはふと頭の中を過ぎる嫌な思い出を掻き消すように、すぅと柔らかな空気を肺の中に取り入れた。気持ちを落ち着けてから、ゆっくりと言葉を口にする。
「どうして・・・薔薇なんだ・・?」
「・・・祖母の、夢だったんです。」
リリスはほんの少し、瞳の奥に寂しさを漂わせた。しかしそれも、一瞬にして消えていく。
「ここには沢山の花が咲いています。各国の国花も全て揃っているんです。でも、薔薇の花は・・・・薔薇の花だけはありません。祖母は言っていました。いつか、この庭に薔薇の花が咲いたときには・・・その時には、世界は平和になるんだって・・・・。」
「・・・・。」
アデルは温かな春風を身体全体に受け止めながら、同じように風に揺れる花々を見た。
そうか、ここは世界なのか。と、自然とそう思っていた。この庭は世界。ここには、彼女の祖母が造ろうとした平和な世界が広がっているのだ。しかし、彼女がそれを造り上げることは叶わなかった。そして今、この幼い少女がそれを造り上げようとしている。

(この子が・・本当に、俺達の求めている魔女であれば・・・・)

気がつけば太陽は中天に昇っていて、そろそろお昼時になる頃だ。
辺りに立ち込めた寂しい空気を吹き飛ばすように、リリスはアデルに向かって、いつもの花のような笑顔を向けた。
「さ、そろそろお昼にしましょう。すぐに用意しますから、手を洗って待っていて下さい。」
そう言って彼女は、スコップと如雨露を片付けて足早に家の中へと入っていった。
言われてから初めて、アデルは自分の腹が空腹を訴えている事実に気がつく。いつのまにか、当然のように自分も一緒に昼食を食べることが決まっていて、それに突っ込む隙も与えないリリスの行動の速さに、彼は小さく苦笑を漏らした。

これでは完全に、相手のペースだ。
アデルは軽くズボンの裾についた泥を払い、両手を叩いてとりあえず目に見える汚れを払い終えると、きちんと手を洗うべく、リリスに続いて家の中に入っていった。


To be continued....